インテリア

天童木工のバタフライスツールについてのレビュー

天童木工のバタフライスツール

本日は我が家にあるスツールのご紹介です。
スツール、日本語でいうところの腰掛けですね。
1人用の背もたれのない椅子を指します。

スツールにも色々な種類がありますが、それなりのサイズになってくるのでできればスマート、形の良い物を使いたいところです。

今日は色合い、佇まいどれをとっても一級品な天童木工のバタフライスツールについてレビューしていきます。

こんな方に向けた記事です
  • スツールを探している方
  • ふるさと納税の商品を探している方
  • 柳宗理氏のデザインが好きな方

シンプルで美しい佇まい 天童木工のバタフライスツール

さて、スツールと一口に言っても、色んなものがあります。

カウンターバーに置いてあるような座面の高いハイスツール、キッチンで使う目的で作られたキッチンスツール、座面がフタになって物を入れられる収納スツールなどなど。

今回は、座面は低く、取り回しが容易な部類に入ります。
特徴的なのは「バタフライ」という名称で呼ばれる所以である形状です。

蝶が羽を広げたようなフォルムをしています。
日本特有のセンスによる美しさで、海外でも高い評価を得ているものです。

天童木工のバタフライスツール
それがこちらです。どうでしょう。

2枚の成形合板を繋ぎ合わせて作られた物ですが、一目見てわかる通り非常にシンプルな作りになっています。

 

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シンプルな作りにも関わらず、存在感を感じる綺麗なフォルムをしています。
リビングにあるだけで、華やかで、でも主張しすぎない上品な雰囲気を作ってくれます。

ちなみにご覧いただいたのはメープルですが、ローズウッドと呼ばれるもう少し濃い色の素材で作られた物もあります。

ブランド:株式会社天童木工
材料:メープル
サイズ:W425×D310×H387×SH340
重量:2.2kg
デザイン:柳宗理

デザイナーは柳宗理氏

そんなバタフライスツール、デザインしたのは柳宗理という方でした。
1915年に生まれ、家具やキッチンツールなどの生活用品から大型公共構造物まで数々のものをデザインしています。

東京・札幌オリンピックのトーチのデザインも行ったという実績だけでも、20世紀を代表するデザイナーと言えるでしょう。

 

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バタフライスツールのデザイン自体は1956年に発表されましたが、当時の日本では「成形合板」という技術はまだ知名度はありませんでした。
柳宗理氏自身のイメージを形にするため、アメリカの技術を取り入れ作ったわけです。

日本のデザイナーが作っただけあって、和室や和風の小物にも似合いますね。

合板とボルト、真鍮のステー

天童木工のバタフライスツールの金具
シンプルと表したのは見た目だけではありません。
実際に使われているパーツもシンプルです。

金具らしいものはご覧のものくらいです。
結果として重さとしても2.2kg、非常に取り回しやすい仕上がりになっています。

株式会社天童木工について

素材、デザインの他、実際に製造しているのはどこか。
それがこの天童木工になります。山形県天童市に1940年創業しました。

皇室を始め、多くの企業や一流ホテル向けに木製家具を製造しています。
前述の成型合板(モールド・プライウッド)を主力としていて、国内だけでなく海外でも高く評価されています。

柳宗理のみでなく、剣持勇氏、ブルーノ・マットソン氏など他にも有名なデザイナーの家具を扱っています。

Roll Press Woodと呼ばれる新技術で、家具に不向きとされていたスギやヒノキも加工して家具を作っているようですね。

新しい技術にも向き合う、当時最新の技術であった成形合板を取り入れた柳宗理氏とどこか似た方針ですね。

 

 

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結びに

天童木工のバタフライスツールの座面
ちなみに私が購入したのは、クッション付きのものでした。
やはりクッションがないと、若干硬さが残ります。

購入するならクッションもセットがおすすめです。