MENU
生活全般

東海道新幹線「のぞみ」7号車「スマートEX S Work席」に乗ってみました

のぞみ7号車S Work席

単身赴任先から都内の自宅に帰ろうといつもの東海道新幹線EXPRESS予約を試みたところ、指定席、グリーン席とは別に見慣れない選択肢が。

S Work席。

既に新幹線の乗車駅に着いていたので、ネットでサッと調べ「ビジネス向け」という説明だけを信じて予約してみました。

スマートEX S Work席とは何か

その後、乗車してからJR東海のホームページを確認すると、スマートEXのホームページに詳細は載っていました。
ざっくり説明すると、下記の通り。

「S Work」車両は、新幹線(Shinkansen)で、仕事を進めたいお客様のご利用を想定した車両です。

出典:JR東海ホームページ

つまり、ビジネスパーソン向けの車両というわけですね。
指定席、自由席、グリーン席の他に新たな種類の席ができたということになります。

東海道・山陽新幹線の東京ー博多間で利用できるサービスで、EX予約・スマートEXからのみ予約が可能で、金額はEX予約・スマートEXで普通車指定席を予約する場合と同額です。

普通車両とS Work車両は何が違うの?サービス編

それではもっと具体的にどんなサービスが体験できるのか。
簡単にまとめてみました。

新幹線を快適に過ごすためのグッズ5選私は単身赴任なので、月に2~3往復、年27往復ほど新幹線に乗ります。 記事を書くまで具体的に計算したことなかったですが、それなりの回数...

無料Wi-Fiサービスがさらに充実

これまでも無料Wi-Fiは使えましたが、さらに充実。東海道新幹線のホームページによれば、通信容量が従来の2倍で利用できるとか。

新幹線のWi-Fiを頻繁に活用するわけではないですが、通信速度は決して早いとは言えませんでした。少しでも早くなるのは有難いことです。

ビジネスサポートツールの貸出が可能

具体的には以下のツールが貸出可能です。
まぁ、S work席でなくても車内仕事はそれなりに便利。クッションと衝立以外は自分のものも持っているので大きく変わらないかもしれませんね。

 

  • 膝上クッション
  • 簡易衝立
  • PC用ACアダプタ
  • USB充電器
  • 小型マウス
リバー
リバー
自分自身で持っている方も多いと思うので、忘れた時に利用するくらいがちょうどいいかもしれません

【2021/11/8 追記】

さて、その後N700S型に乗る機会があり、膝上クッションと充電器を借りることができましたのでレビューしたいと思います。

膝上クッションが使いやすい

S Work車両の膝上クッション
これが膝上クッションです。
写真からだとなかなかわかりづらいんですが、とても安定しています。

指定席もグリーン車も、備え付けの机って意外に安定していないんですよね。
あと座席からも若干離れている。なので、安定して膝上で作業できるのって結構重要です。

S Work車両の膝上クッション
これはクッションの裏面。
しっかり柔らかな素材が付いているので、膝が痛くなることもない。
むしろふんわりしていて気持ちよいくらい。

ということで、作業が大変捗りました。

充電器は普通に有難い

S Work車両の充電器
この日、偶然にも充電器忘れてしまったんですよ。
新幹線内、作業するにも何にしてもスマートフォンはよく使うので、充電器が借りられたのは有難かったです。

USB-Cにも充電できるよう変換用のキャップが付いていたのもGOOD!

ビジネスブースの導入

車両と車両の間、デッキ部分にできるようです。

喫煙ブースと同じような感じですかね。
よく新幹線に乗るときにデッキで通話することがありますが、雑音が大きいので少しでも収まるのは嬉しいです。

つまこ
つまこ
ただこちらは2022年春以降順次開始ということで、2022年2月現在はまだ活用できません

東京駅や名古屋駅の駅待合室にビジネスコーナーも増設

こちらは2021年9月から開始です。
東京駅の待合室にて半個室のビジネスコーナーが利用できました。

あまり広いスペースではなさそうですが、ラップトップを広げてビジネスに集中できるスペースがあるのは有難いですね。

リバー
リバー
電源が確保できるという点だけでも十分有難いですよね

名古屋駅のビジネスコーナー
ちなみに名古屋駅はこんな感じ。南口改札近くの待合室に設置されてます。
ブースの数は4つくらい。

名古屋駅のビジネスコーナーのライト
電源もライトもしっかり設置されてますね。

普通車両とS Work車両は何が違うの? 車内レビュー

そんなS Work車両ですが、サービスが始まったのは10/1(金)。運良くサービス開始直後に利用することができました。運良くサービス開始直後に試すことができました。

席に着くと説明書が備わっていました

のぞみ7号車S Work席のご案内
席に座ってみると、「S Work車両のご案内」が。
使い方が色々と記載されてます。

のぞみ7号車S Work席の案内の内容
内容としてはご覧の通り。

S Work車両の風景

のぞみ7号車S Work席の風景

では実際に車内がどんな雰囲気課と言いますと・・・、通常の指定席とそれほど変わりはありませんね。

乗車したのはN700系でした。サポートツールの貸出ができるのは、N700Sですので、より活用したい方は新型であるN700Sをご利用ください。

座席での通話が可能

画期的ですね。新幹線の車両をオフィスと考えて、職場の自席と考えてみれば多少の通話があっても耐えられます。

新幹線と考えるから気になるのであって、職場と考えれば、他人の電話だろうが気にならない。なるほど、と思いました。

とはいえ、Webミーティングはヘッドセットやマイクの活用が推奨されているので、会議室のように堂々と論議できるといった感じではないですね。
そこは常識的な範囲内で、ということでしょう。
もちろん新幹線内での会議の常識などないので、これから形成されていくのでしょうが。

キーボードのタッチ音等は、お互いに許容する

私自身はタッチ音を指摘されたことはないので、あまり普段も気にしていませんが、カチャカチャしてしまう方、していないと気が乗らない方には良いかもしれません。

にしても、この許容し合うというスタイルがいいですね。
社会人、ビジネスパーソン向けの感じがします。

比較的空いている・・・?

2021年10月に始まって既に3か月以上経ったわけですが、比較的空いてる・・・かな?といった感じです。
この車両、みどりの窓口じゃ予約できないのですよ。

みどりの窓口では買わないという人はいないですし、実際の感触的にやはり空いていると思います。
EX予約で予約する人の小さなメリットというところでしょうか。

リバー
リバー
あくまで主観的な意見ですから、本当に少ないかはわかりません

総論

周りが皆同様のビジネスパーソンであるというのは心持ちが違います。
ミーティングをして良い、タッチ音が(幾分でも)許容されるというビジネスパーソンの常識で作業できるところが良いですね。

私が乗ったのは日中でしたが、夕方〜夜半にかけての雰囲気も同じなら良いなと感じました。最近はコロナの影響でほぼ見なくなりましたが、コロナ禍が明けた時に、アルコールを飲んで大きめの声で話すとか、旅行団体の大きな笑い声とか、そうしたものがなくなるのはメリットだなと。

現状予約時にビジネス利用かどうか問う内容ではないので、そういう方々が利用した時に制限する方法があるのかは気になるところです。

  • 周りの人を機にすることなく、仕事に集中することができる
  • のぞみの7号車のみがS Work車両になる
  • ビジネスサポートツールの貸し出しが可能になる
新幹線を快適に過ごすためのグッズ5選私は単身赴任なので、月に2~3往復、年27往復ほど新幹線に乗ります。 記事を書くまで具体的に計算したことなかったですが、それなりの回数...