宿泊記

オーベルジュ漣で過ごしてみて (レビュー)

オーベルジュ漣の外観

日々の疲れを美味しい物、リラックスできる空間で癒しませんか?

こんな方に向けた記事です
  • 旅行は観光よりも屋内で過ごす時間が好きだ
  • 美味しいものを食べたい
  • 居室も食事も両方楽しめる、センス良い宿泊施設が知りたい
  • 他人の旅先の過ごし方を知りたい

本日はオーベルジュについて。
もしかするとあまり聞き覚えのない単語かもしれません。
フランス発祥の文化で、宿泊施設を備えたレストランを指します。
いわゆるホテルや旅館はどちらかというと宿泊に重きが置かれ、食事はその1コンテンツというイメージが強いのですが、食べることがメインで宿泊が付属のイメージですね。
今日はそんなオーベルジュの中でも、既に私たち夫婦の定宿化しつつあるオーベルジュ漣についてお伝えします。

オーベルジュ漣―アクセス、周辺観光、外観、施設について

アクセス:箱根 仙郷楼前

場所は箱根。
仙郷楼前というバス停から徒歩6分の近さです。
都内に自宅がある私としては、箱根は距離的に非常に良い旅先です。
片道2時間かからずたどり着けて、都会然とした空気もなく、世俗から解放される落ち着いたところです。
温泉も有名なので旅館も多いですね。
リーズナブルな旅館から、高級な旅館までバラエティーに富みます。
学生時代も関東在住だったので、旅行先として行き慣れた地というのも良いです。

周辺観光:仙石原すすき草原

仙石原すすき草原の草原全体像
仙石原のすすき近影
近くには仙石原すすき草原があります。
あまり普段観光は行きませんが、今回は1時間程度散策にも行きました。
以前からバスで通る度に「いつか歩きたいなぁ」と思っていたところだったので満足です。
まだ葉が青く、もう少し色づいてから行けば良かったとは思いました。
観光は好きではないけれど、少しは・・・という方はぜひ。
写真は9月ごろの写真です。

緑に囲まれた外観と落ち着くロビー

オーベルジュ漣にたどり着くまでの道
バス停「仙郷楼前」は、箱根湯本駅から小一時間(すすき草原からは歩いて30分程度)。
バスから降りて歩いて、途中雰囲気のある道を奥に進みます。
緑に囲まれたオーベルジュ漣
そして見えてくるのがこちら。
木々の生い茂る中に佇む館。
緑が良く映えた風景です。
駐車場も多く、客室分くらいはありそうですね。
オーべルジュ漣のロビー
木造りの扉を開けて最初に飛び込む風景がこちらのロビー。
多くの椅子や置物が並んでいます。
チェックインは15時からですが、手続きで混んでいてもソファでくつろぎながら待つことができます。
オーベルジュ漣、夜のロビー画像
ちなみに夜はぐっと雰囲気が増します。
用が無くても座ってみると、雰囲気に浸れて、静かな夜を味わえます。
コーヒーを淹れて部屋に持ち帰ることもできるので、チェックイン後も訪れてみることをおすすめします。

居室について

肝心の居室。
日々の疲れを癒すため、ベッドやソファ、部屋の雰囲気など各種気になるところが多いです。

廊下と鏡越しのベッドルーム

部屋に入ってすぐのスペースにある花
入ってすぐに、華やかな色の花が置かれています。
花1つ飾られるだけでも大分印象が変わりますよね。ほっこり・・・というより、スタイリッシュさを印象付けるきりっとした花ですね。
玄関を入って最初の居室風景
その先にリビングに続く廊下が現れます。
廊下と並行して、ガラス張りの壁が続き、そこからはベッドルームを望めます。
居室が何個かに分かれている形、しかもガラスによって分けられているのは個人的に好みですね。

中心に置かれたマッサージチェアとソファ、そして併設露天風呂

部屋中央のソファ
部屋にあるスツール
廊下の先にあるリビング。
ソファがあり、バックパックを置くスツールがあります。
一泊二日なので、マンティス26で全く余裕です。
マッサージチェアとその先の露天風呂
マッサージチェアの先には、部屋付きの露天風呂が見えますね。
開放的でくつろげそうな雰囲気です。

アメニティ豊富なパウダールーム

アメニティが並ぶパウダールーム
こちらはパウダールームです。
ご覧の通り、アメニティが豊富です。
特にTANNはなかなか高級品で、強く良い香りが特徴です。
匂いが強めなものが苦手な人には向かないかもしれませんが、ぜひお試しください。
シャワールームとトイレ
洗面台の横にはトイレとシャワールームが。
外の露天風呂にもシャワーはありますが、中の方がしっかり洗えますね。

ベッドルームとそこから望む緑

広々としたベッドルーム
ベッド―ルームは広々として、TVやオーディオも完備されています。
横になりながら楽しめるのは良いですね。
ですが、あまり旅先でTVは見ないので(現実に引き戻されるのが嫌なので)、今回も一度も使っていません。

食事について

気になるドレスコード

ドレスコードの参考
既に4回目くらいの訪問になるので気になりませんが、初回は「“オーベルジュ”というくらいだし、ドレスコードもあるのだろうか」と気になったものです。
特にスタッフの方からは何も説明はありませんでしたが、こちらのような服装(ジーパン)でも大丈夫でした。

雰囲気のある食堂

食堂に続く階段
こちらは食堂に続く階段。
煉瓦造りの壁に、ワインボトルのオーナメント、照明も明るすぎず。
これからのディナーを期待させる雰囲気です。
こういう時って我が家のインテリアの参考にもなりますよね。
写真に収めておいて良かったです。
食堂の様子
こちらは食堂の様子。
夜は時間がなく撮れなかったので、朝の写真です。

フレンチで楽しむ晩餐

定番メニューのテリーヌ
テリーヌこちらは漣でも人気の定番メニューだそうです。
味はもちろんですが、見た目が綺麗ですね。
バジル、サフランなどのソースに合わせて食べることで色々な味が楽しめます。
鳩とフォアグラのパイ包み
鳩とフォアグラのパイ包み。
鳩ってこんなに美味しいんだ、と思わず口に出しました。
パサパサした感じもなく、ジューシーで臭みもなく美味しくいただけました。
フォアグラも久しぶりに食べましたが(数年単位)、鳩と合わせて食べることでクドくなく、濃厚な味です。
画面上部、爪が見えますが、こちらもかぶりついていただきました。
妻はジビエ苦手なので、少しおののいていましたが。笑
自家製パンとカルピスバター
ちなみにパンも出るのですが、これも美味しい。
自家製のカルピスバター(無塩)やパテが食を進めます。
パンナコッタとガトーショコラ
デザートも2品。
それぞれ選べます。
こちらはパンナコッタとガトーショコラ。
ここに来るまでにだいぶお腹も一杯になっていますが、ほんと甘いものは別腹ですね。

朝食も豪華

グラノーラとオムレツ、スモークハムなど
昨晩、あんなに食べたのに朝食は朝食で豪華です。
グラノーラに始まって、ソーセージとスモークハム(このハムが特に絶品)、ポタージュ、サラダ、オムレツとどれも趣向の凝らした上等なお味でした。
特にスモークハムが自家製とのことですが、スモークなのにジューシーさが損なわれず、すごく好みでした。見かねた妻が「私の分も少しあげようか」と言わせるほどでした。笑

私の過ごし方

オーベルジュに限らずとも、ホテル、旅館、どこでもその人独特の過ごし方がありますよね。
何点かある私の過ごし方をご紹介します。

湯船に浸かってしっかり疲れをとる

露天風呂の全体像
自宅ではあまり湯船に浸かりません。
サッと入るのが好きなんですよね。
ですが、旅先はわりとゆっくり入るのが最近の傾向です。
特に部屋に付いている風呂があると何度も入ってしまいます。
今回も計3、4回くらい入りました。
露天風呂の近影
画像左側に見切れてしまっていますが、シャワーが付いています。
シャンプー、ボディーソープ等もあるのでこれで簡単に洗うことは可能ですね。
シャワーの勢いの関係で、しっかり洗いたい人はシャワールームが良いと思います。
ずっと沸いていて、しかも温泉で、となると最高ですね。
温泉上がりには冷たい水をいっぱい飲むとリフレッシュ感がたまりません。
夜の露天風呂の近影
こちらは日没後の様子。
特に虫もあまり見かけなかったので、問題なく楽しめそうです。
木のサンダル
これはバルコニー向けのサンダル。
しっかり木材のサンダルで、履き心地も悪くありません。
こういう小物1つとってもしっかりしているところは好きです。

いつもより長めの睡眠

ベッドルームから望む緑の景色
これはその時々の体調にもよりますが、休み前の仕事が忙しいときなどは、妻と一緒にながーいお昼寝をいただきます。えぇ、若干もったいないです。笑
まぁでもいつもと違う布団、いつもと違う空気感、起きた時の爽快感を考えると悪くもありません。
起き抜けにザブンとお風呂に入れるのも良いですね。
部屋から見える緑の山々。
こんな景色はまず普段見れないので、新鮮で心も洗われます。

時間をかけて革小物のメンテナンス

革小物をメンテしている様子
そしてこちら。
他の記事にも記載の通り、革小物が好きな私ですが、このメンテは基本的に旅先で行います。
革小物全てが愛用品、かつ持ち運びやすいものであるからできることですね。
大体1時間くらいかけてブラッシング、クリームをつけて磨く、拭きあげる工程を行います。
旅行頻度が数ヶ月に1度くらいなので、メンテ的にもちょうど良い頻度だと思っています。
旅先は屋内に籠もりがちで時間もあるので、付いた傷を眺めながら色々な場面で使ったことを思い出しながら磨きます。
これ、革製品扱う人ならわかるんじゃないかなぁ、贅沢な時間です。

以上、私の旅先での過ごし方でした。
オーベルジュ漣と合わせて興味を持った方はぜひお試しください。