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愛用の万年筆2本目 プラチナ万年筆のPROCYON(プロシオン)

PROCYONと購入特典

高級感のあるデザインなのに価格はリーズナブル、適度な重みで書きやすい万年筆。
それがこのPROCYONです。
星座のこいぬ座の中で最も明るい恒星の名を冠するこの万年筆について今日はお伝えします。

こういう方に向けた記事です
  • 万年筆に興味がある
  • 1本目に何を買おうか考えている
  • リーズナブルなのに高級感があるデザインが良い
  • 書き出しやすさにこだわりたい

初心者にも最適なプロシオンをレビュー

以前、愛用する万年筆としてLAMYのサファリをお伝えさせていただきました。
私が今、愛用する万年筆は2本で、もう1つがこのPROCYONです。

万年筆を趣味に持つ方は1本毎の特徴、使い心地の違いに心惹かれるものと思います。
私も10本も20本も欲しいとは思いませんが、気分転換的に複数本持ち歩きたいなぁくらいには思っています。

そしてPROCYONが2本目なので、必然的に1本目のサファリにはない特徴に魅かれたわけです。
特別比較しながら書くつもりはありませんので、1本目を考えている方にも参考になるようレビューしていきたいと思います。

safariが机の上に置いてある
LAMYのサファリで快適な筆記生活を万年筆って、少し気取ったイメージがあって、使うのに少しハードルがありますよね。 ですが、本日お伝えするサファリはカジュアルで、また書き...

PROCYONの開封
基本的なスペックは以下の通りです。

ジャンル:万年筆
ブランド:プラチナ万年筆
モデル:PROCYON(プロシオン)
素材:アルミニウム塗装
カラー:ディープシー
サイズ:全長139.7mm 最大径14.4mm 標準重量23.3g
ペン先:細字

高級感のあるデザイン

改めて口にすると野暮になりますが、洗練されたデザインですよね。
キャップ式なわけですが、全体的に丸みを帯びたデザインで、ボディはアルミ製。

ペン先を始め、部分的な金属感はありますが、持ち手の部分を中心に光沢感を抑えたシックなイメージです。
PROCYONの近影
ご覧の色は「ディープシー」、深い青緑といった具合でしょうか。
落ち着いた色で良いですね。

よくよく見るとラメ感があって、高級感に拍車を掛けます。
冒頭記載した通り、こいぬ座の恒星が基になっているということなので、星空を表しているのでしょうか。
派手過ぎず、上品な雰囲気に仕上がっています。

他にはボーセリンホワイト、ターコイズブルー、パーシモンオレンジ、シトロンイエローとあり、カラーバリエーションが豊富です。

サファリしかり、PILOTのプレラしかり、この辺りの価格帯はカラーバリエーションが豊富ですよね。
良くも悪くも万年筆というだけで、少し落ち着いたイメージを放ってしまう感覚があるので、他の文具やペンケースとの相性を考えて選んでみるのも良いと思います。

適度な重量感が安定した持ち味

さて、前述の通りアルミ製ということもあり、その軸は一定の重みを感じられます。
プラスチック製のサファリに比べると、その差は歴然で、それなりの重みがあります。

重い=疲れると思いがちですが、私は作業内容によりけりで、それなりに重みがある方が良いケースもあると思っています。
仕事柄、他人の書類をチェックすることが多い私は、軽い物よりも適度な重みを感じてチェックしていくというスタイルが確立されました。

そこまで文字量を書くわけではないが、他人が読むような文書を手書きで書く時、ということで使い分けています。
重みがあるため、ある程度スピードも遅く、丁寧な字が書ける、というところでしょうか。

主観だと言われればそこまでですが、そういう楽しみ方使い分け方もあるんだと思っていただければよいかと思います。
PROCYONを持っている画像
ちなみにキャップは胴軸の後ろ側に付け替えられます。
これによっても重心が変えられるので、お好みの使い方ができますね。

ペン先のしなりとスリップシール機構が生む書き出しやすさ

プラチナ万年筆の箱
この万年筆はプラチナ万年筆がメーカーとなりますが、ペン先の技術は1962年から連綿と受け継がれてきたノウハウが凝縮されています。

筆圧を込めると少なからず”しなり”が生まれ、柔軟な書きやすさが感じられます。
またスリップシール機構という機能が搭載されており、キャップによりペン先を完全密封することでインクの感想を防ぐ仕組みになっています。
これにより、いつでもさらっと書き出せることができます。

第28回日本文具大賞機能部門グランプリ受賞!

こうした賞の受賞というのはあくまで1つのメルクマールでしかないのですが、それでもより多くの方が評価したという証ですよね。
自分の感覚というのも大事な要素ですが、主観というのは知らず知らずにバイアスがかかるリスクがあるのも事実。

他人の評価があるということは自分の考えが間違っていないんだ、という証左でもあります。
何より、賞の受賞を知る前に購入していたので、自分の感覚が自信を持てる要素でした。
評価の理由は上記紹介している”しなやかな書き味”と”スリップシール機構”があげられていました。

高級感のある外観が、AUTHEN(オーセン)に合う

AUTHENにPROCYONを入れたところ
冒頭でも記載した通り、今のところ愛用は2本。
すべて持ち運びたいと思っているので、当然ペンケースに常に入れて携帯しているのですが、愛用しているAUTHEN(オーセン)によく合います。

あまり多くの文具を入れるとガチャガチャと傷がつくかもしれないので、丁度良いですね。

authen購入時の写真
愛用のペンケース KNOX(ノックス)のAUTHEN(オーセン)スタイリッシュで、革のペンケースってなかなか見つからなかったりしませんか? 今日は使い始めて1年半、愛着が湧いてくるペンケース、オーセ...

購入特典で付いてきたMIXABLE INK

PROCYON購入特典のインク
ちなみに私が購入したときにはこのような購入特典が付いていました。
ヴァイオレット、エメラルド、ゴールドの3色のインクですね。
特に保管願望もなかったので使い切ってしまいましたが、インクの違いでけっこう印象が違うものだなと感じることができました。

愛用2年目のプロシオン

2019年に購入してかれこれ2年近く経ちます。
LAMYのsafariと共にペンケースに入れて、日々会社に携帯してます。

ペン先の感触、使い心地共に購入時と変わりありません。
ですが、最近気づいたのは傷の多さです。やはり知らぬ間に傷は付いてしまうものですね。

2年使用したプロシオンに傷ができた 2年使用したプロシオンに傷ができた

それぞれ別の傷です。
塗装が剥げてしまっているのでしょう。

まだ買い直すつもりはないですが、傷が増えてくるようであれば2本目も検討しないといけないですね。