宿泊記

THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田の宿泊レビュー

あくまでレストランがメイン。
宿泊施設を備えたレストラン、オーベルジュ。その国内最高峰とも言えるTHE HIRAMATSU軽井沢 御代田が2021年3月16日にオープンしました。

開業記念のモニタープランなので、今後変更される可能性も大きいのかなと思いながら。
妻と宿泊してきましたので、そのレビューです。

私たち夫婦のオーベルジュの楽しみ方

以前にも当ブログでは、箱根のオーベルジュ漣を紹介していますが、レストランがメインとしながらも宿泊施設も充実していて、贅沢な時間を過ごせます。

ポイントは「オーベルジュ」と謳うだけあって、施設側も料理や食事をする環境に力を入れている点でしょうか。
食事をするダイニングも落ち着いた雰囲気で、すごくくつろげるんです。

なので、普段よりも多く夫婦の思い出話ができたり、これからの人生設計のような複雑な話もできたりします。
また、普段住む土地と別の場所で話すのは、少し心持ちも変わったりして新鮮です。

特別美味しい料理を食べたり、豪華な施設に泊まると、生きることへの感謝であったり、自分たちのこれまでの頑張りを労いたくなるんですよね。

食事時間だけで終わらないことも多いので、部屋に戻ってからも盛り上がる時はありますが、人生設計的なレベルで話すので、時にお互いの主張が食い違うこともあります。

自然豊かな地に建っていることが多いので、風光明媚な風景を見ながらだと、あまり殺伐とした空気にもならないのもポイントです。笑

節目節目、振り返りの場として貴重な時間ですね。

ザ・ひらまつホテル&リゾーツについて

THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田
さて、今回宿泊したTHE HIRAMATSU 軽井沢 御代田ですが、レストラン事業を中核にホテル事業、ウェディング事業、ケータリング事業、ワイン事業など多角的に展開する、ザ・ひらまつホテル&リゾーツの1つとなります。

1982年に港区西麻布に開業した「ひらまつ亭」をスタートとし、広尾に「レストランひらまつ」として移転、その後カフェや料亭、ホテルなどと展開してきた経緯があります。

高級フレンチレストランという認知が一般的ですかね。

ホテルに関しては、近年展開しているケースが目立ち、箱根、熱海、賢島(三重)、京都、桜井(奈良)、宜野座(沖縄)など日本全国にあります。

軽井沢 御代田においては、「森のグランオーベルジュ」というテーマで、訪問前からどんな食事が提供されるのか、胸が高鳴っていました。

THE  HIRAMATSU軽井沢 御代田までのアクセス

THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田の最寄り駅
私たち夫婦は車がないので、路線を使いました。

THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田の最寄り駅
最寄りえきは御代田駅。軽井沢駅から、しなの鉄道で数駅程度です。

当駅からはタクシーで10分弱。
徒歩では少し遠いですが、タクシーだとすぐですね。

開業直後のモニター期間だったので、提携したタクシーの手配でしたが、おそらく今後は送迎されるものと思います。

施設の紹介

さて、ここからは施設のご紹介。
レストラン、食事がメインのオーベルジュですが、”ひらまる”くらいですと、施設も一流のものばかりですね。

十分満足できるものばかりでした。

ロビー

ホテルの顔とも言えるロビー。
利用時間としては圧倒的に少ないのですが、私としては結構重視しています。

THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田のロビー

うーん、素晴らしい。
テラス付きで、スペースも十分。

テラスがある分、奥まで抜けるイメージがあり実際よりも広く感じますね。
ソファやテーブルもラグジュアリー感が強く、非常に落ち着きのある空間です。

THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田のロビー
こちらはテラス。時期的には3月ですが、たまたま暖かい日だったようで、外に出ても寒いことはありませんでした。

訪問時間が、前日宿泊客のチェックアウトと重なりましたが、(早く行き過ぎ 笑)、スタッフの方が優しく声がけしてくださり、時間を持て余すことなく堪能できました。

THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田のロビー
ちなみにこのロビー、暖炉がついています。
単なるインテリアじゃなく、実際に火が点いているんですよね。

THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田のロビー
さらに夜には、お酒も楽しめるバーに様変わり。
雰囲気もグッと増します。

オールデイダイニング

THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田のオールデイダイニング
そしてこちらが、オールデイダイニング。
こちらも中央に暖炉があります。

5階にあってテラスもあるため、ロビー同様十分な広さを感じます。
景色が良いので、食欲も増しますね。

2日目の朝食と、初日早く着きすぎたのでランチで伺わせていただきました。

THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田のオールデイダイニングのメニュー
メニューはご覧の通り。
単品メニューも準備されていますし、カフェとしてドリンクも豊富にあります。
金額もそれなりですね。

THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田のランチ
私はカレーをオーダーしました。
ビーフカレーでしたが、牛肉は柔らかく肉の味もしっかり感じられました。

妻の頼んだガレットもそうだったのですが、野菜の味が濃くて美味しいんです。
どうやらシェフが敷地内で栽培されているようでした。

こだわりを感じますね。
カレーも肉メインのようですが、ザワークラウト?や芽キャベツの食感や味が印象的でした。

THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田の景色
テラスからの雰囲気はご覧の通り。
当初は曇っていましたが、だんだんと晴れやかに。

居室

THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田の部屋
THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田には別棟であるヴィラなどもあるので、あくまで一例にはなりますが、こちらが今回我々夫婦の泊まったお部屋です。

入ってすぐの第一印象。
「やっぱり広い!」

THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田の部屋

長野だから、ということはもちろんあるでしょうけれどやはり部屋が広いのはいいですね。
部屋の構造や備品もおしゃれ。

ソファにテーブル、ベッドを挟んで部屋全体を見渡せるようなデスクスペース。
木材の温かみが伝わってくる造りで私好みです。

THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田の部屋
デスクには皮のマットが敷いてあり、手首を優しくカバーしてくれます。
タイピングをしていても痛くなることはありません。

旅先でもブログを書く私にとっては絶好のデスク環境です。
壁際にはテレビがありますが、ほぼ見ませんでした。

バスルーム

THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田のバスルーム
部屋に付いているバスルームなので、大きな期待はしていませんでしたが、スタッフの方の一言でその思いは裏切られます。

「こちら温泉です」
そう、温泉なんです。

運び湯というらしいですが、別の場所から持ってきているようですね。
(どういうこっちゃ。すごい。笑)

ご覧のように最初からお湯が張ってありました。
チェックインの前からお湯張ると、冷めてしまわないかと思ったら、館全体で湯量や温度が管理されているようです。

実際に入ってみると溢れ出たお湯が、少し間を置いて継ぎ足されていきました。
感動ですね。こういう細かなところにこだわりを感じました。

ルームバー

室内にあるバーの充実ぶりって、なんだかんだ滞在の質を向上させるんですよね。
一応、スイーツやドリンクなんかは不足がないように事前に買って行ったりもするのですが、今回は不要でした。

THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田の部屋
ご覧の通り、自分で挽いて楽しめるようにコーヒーミルとドリップ。
それとは別にインスタントのコーヒー、ネスプレッソとコーヒーの充実具合は半端ありませんでした。

そして右側の器には、麦チョコとおかき。
私たち夫婦的にはこのおかきが好評。

挽きたてのコーヒーは翌朝にとっておいて、とりあえずエスプレッソをいただきます。
焼き菓子も用意されていたので、ほっと一息つけました。

ボリューム十分、満足のいく夕食・朝食

ここからはいよいよ食事です。
夕食、朝食といただきましたので、順にご紹介していきます。

1階のダイニングで約2時間のディナー

フレンチを約2時間かけていただきます。
ダイニングが主に2つ、1階と5階にありますが、夕食は1階でした。

THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田のディナー
パルミジャーノレッジャーノのムースと、イワナのスモーク。
特にイワナのスモークは味が濃く、これからの料理を期待させるに十分な一皿でした。

THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田のディナー
そしてスープ。
グリンピースのスープに、黒トリュフが入っています。

写真だと泡で分かりませんが、「黒トリュフってこんな味なんだ」と改めて感じられるほど、しっかりした固形で入っておりました。

あと、グリンピースの泡。これも美味しいですね。泡自体食べ慣れないので、最初食べているかどうかわかりづらかったのですが、慣れてくると美味しいです。

THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田のディナー
次に鯉。
近場に鯉が有名な地域があるということで、メニューにも含まれていました。
あまり意識して食べたことがないのですが、クセがないですね。
(クセを感じさせない調理が素晴らしいのだと思いますが)
泥臭さを感じることもあると聞いていたので、少しおっかなびっくりでしたが、白身刺身のような歯応えと食べやすさ。
桜に見立てた、桜塩との相性は見た目にも味わい的にも抜群でした。

THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田のディナー
魚はヒラメのソテーです。
ソースが特徴的で、こちらもぺろっといただけました。

THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田のディナー
そして肉料理。
牛肉と古代米のリゾット。

焼き加減、ソースとの相性、リゾットとの相性、申し分のない一皿でした。
肉の部位的にはイチボだそうで、量的にもちょうど良い、味わいでした。

THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田のディナー
最後にデザート。
コースもデザートになると、お腹はいっぱいだしそこまで大きな感動も得にくいですが、これは驚きました。
まさにりんご。
うまーく盛り付けされていますね。
見た目的に楽しいのは、食欲の増進につながります。

THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田のディナー

晴れ晴れとした景色を眺めつつの朝食

前日は曇りでしたが、翌日は晴天。
空も青く、遠くまで見渡せました。

朝食はランチ同様、見晴らしの良い5階のダイニングでいただきます。
もう料理の写真だけでお腹いっぱいになってくるでしょうが、一応こちらもレビューさせていただきます。
THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田の朝食
トマトジュースとリンゴジュース
寝起きでボーッとする頭をまずは水分で潤します。
トマトジュースもクセなく、美味しくいただけました。

THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田の朝食
そして、スープ。
前日同様、野菜が豊富に入っています。
スープ自体も濃くて、野菜に味も染み込み、美味しくいただけました。

THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田の朝食
そして、パン。
りんごの風味のあるホイップと、バター、ブルーベリージャム。
焼き立てで美味しい上に、色々な味わいが楽しめます。

THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田の朝食
メインはポーチドエッグとホワイトアスパラ。
ホワイトアスパラは甘く、添えられた生ハムの塩気と相性抜群でした。

THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田の朝食
一緒に出てきたのはサラダ。
野菜が美味しいのは既にわかっていたので、楽しみでした。

パプリカ、カリフラワーが酢漬けにしてあったせいか、さっぱりいただけました。
一部だけ味がついていると、葉物は味がついていなくても飽きずにいただけますね。

最後にヨーグルトと果物、ハーブティーをいただいて終りです。
朝食は食べない派ですが、サクッといただけて満足な時間でした。

その他施設

THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田のヴィラ
こちらはヴィラ。
私達夫婦が今回泊まったのは、本館内にある居室ですが、本館とは別にヴィラと呼ばれる施設も何個か建っています。

車でそのまま乗りつけて、ヴィラ内で色々楽しめるのでしょうね。
一泊のお値段も相当でしょうけれど、単純に羨しい。
THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田
そして、こちらは施設外の風景。
これは何かレクリエーション的なものを行う場所なのでしょう。

THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田
途中の道には、木片で作られた道もありました。
要所要所にオリジナリティ(遊び要素)があって、面白く回れました。

結びに

THE HIRAMATSU(ひらまつ)軽井沢 御代田の景色
ということで、わずか一泊。
おそらくひらまつの良さはもっともっとあるのでしょうけれど、一旦はここまでをレビューとさせていただきます。
モニター期間に来させていただいたわけですが、次はモニターではなく、正規のサービスを味わいたいと思います。